男は休みの日には、子供にかえる! をモットーに仕事を頑張っている川本です。
私は週末、
17バイスクルの三浦が開発した自転車、セミリカンベントのS17で子供にかえっています。
一度、S17に乗ると、
モールトンにさえ魅力を感じなくなってしまいます。
最近、めっきり乗っていません。それほどS17は楽しい自転車と実感しています。
登場!!
史上最強の実用自転車。
安全で、速くて、とにかく楽しい。
この
S17を開発した理由を三浦は下記のように述べています。
2世紀近く以前に自転車が発明されたとき、「乗馬のスタイル」がそのまま自転車の乗車姿勢に置き換えられたということです。
今や常識的になった自転車の乗車姿勢に、それほどの意味(合理性)があるとは、私は思えませんでした。
より安全で、より速く、そして楽しい自転車を考える中で、どうしてもこの乗車姿勢が気になりました。
乗車姿勢を低くすることで多くの問題が解決できるからです。
自転車が危険なのは重心が高いからで、転んだときはまさに、馬から落馬したようなもんです。
また、自転車は1/2馬力ぐらいの人間が動力ですから、性能を上げるにはあらゆる抵抗を少なくするしかありません。
自転車の受ける抵抗の中で、「空気抵抗」は一番大きいといわれていますが、いまの乗車姿勢はまともに風に立ちはだかって走るのでとても人力を損しています。
そこで最初のスケッチが描かれました。(下図)
椅子に座ったような姿勢で、そのまま前方に投げ出した脚の先にペダルがあるというポジションです。
全長を普通車並みにするために、前輪は小径のものを採用。全体としてはくさび形で風を切り裂いてゆくイメージです。
史上最強の実用自転車であるS17を、三浦の脳は上記のイラストのような形を描きだした。